九州大学水産実験所とトヨタ自動車九州は、2023年5月から共同研究してきたブルーカーボン*の調査データを福岡県福津市と同岡垣町ならびに各地元漁業協同組合(宗像漁協津屋崎支所、遠賀漁協波津本所)にそれぞれ提供しました。
ブルーカーボンを創出する海藻の増殖や藻場再生・保全に向けた取り組みの一環で、福津市津屋崎と岡垣町波津周辺で昨年春と秋、ドローンを飛ばして上空から藻場の分布状況を調査。さらに潜水して海藻の種類や生育状況を確認し、保全に適した箇所やウニ・魚の食害による磯焼けの理由などをまとめました。
当社環境プラント部の濵口グループ長は福津市役所ならびに岡垣町役場で共同研究の狙いや経過を報告。「地域の皆さまと共に力を合わせてブルーカーボン創出の取り組みを加速します。引き続きご支援をお願いします」とデータ活用への協力を要望しました。
今後は有効な海藻育成やウニ駆除などに取り組む予定です。
*ブルーカーボン:ワカメやアカモクなどの海藻、アマモなどの海草、湿地・干潟、マングローブ林の働きによって海中に吸収・貯められた炭素