ものづくりの無駄を徹底的に省いた生産手法で、「ジャストインタイム」と「自働化」の2本柱を体系化しています。
ジャストインタイムは"必要なものを必要な時に必要な量だけつくる”仕組みで、にんべんのついた自働化は品質や設備に異常が起きた際、機械が自ら検知して止まり、不良品発生を未然防止することを指します。
日頃からムリ・ムラ・ムダをなくす「疾病未然防止活動」や危ない作業やケガをなくす「ゼロ災運動」などに取り組み、一人ひとりの安全意識を高めています。
さらに月に1回、全従業員が安全にクルマづくりができているか検証する「安全専念日」を設けています。
煙突に見えますが、実は「排気塔」で、塗装工場で使った空気を浄化して排出しています。
どこから見てもきれいな空気を排出しているか分かるように、あえて汚れが際立つ黄色にしています。
生産ライン横の「呼び出しヒモ」を引いて上長を呼び、すぐに駆けつけた上長が手伝ったり、交代したりして問題を解決します。
一定時間内に解決しないとラインが自動停止しますが、トヨタには「なぜ止めた」ではなく、「よくぞ止めた」と褒める文化があり、不良品を絶対に後工程に流さないという強い意志を持ってクルマづくりに取り組んでいます。
不良品を絶対に後工程に流さないように徹底しています。
さらに、最終ラインで全ての検査に合格しているか、お客様の注文通りに仕上がっているかなど1,800を超える厳しい検査項目をクリアしたレクサスだけをお客様へ届けることにこだわっています。
溶接、塗装、組立、検査を終えるまでに約19時間かけています。
しかし、この19時間には一つひとつの部品をつくる時間は含めていません。
車1台にはネジ1本から数えるとおよそ3万個の部品が必要で、クルマづくりには膨大な人の手と時間がかかっています。
3つの手法で浄化しています。
1つ目は汚れを薬品で化学反応させ、泥のように沈めて取り除きます。
2つ目はバクテリアに汚れを分解してもらいます。
3つ目はろ過装置を使います。
きれいにした水は近くの川へ流していますが、トヨタ九州操業後に川の魚が増えたというニュースが地元紙で報道されたこともあります。